SMILEシリーズの導入事例のご紹介 ~ 卸売業

笑顔の先に、価値がみえる

導入事例ERP/基幹業務システム SMILEシリーズの活用で目覚ましい効果を上げたお客様の声

株式会社ペットサン  (卸売業)

業種:卸売業
従業員数:12名(2014年6月現在)
事業内容:ペットの輸入、ペットショップへの卸販売、ペットフード・ペット用品の卸販売、ブリーディング
経営ビジョン実現のためにITを活用
手書き伝票をなくし、受注から仕入、在庫、
納品、請求、さらに会計まで完全電子化
企業経営者なら、誰もが自らのビジネスに夢やビジョンを持っている。株式会社ペットサン代表取締役 乾 隆宗氏は、大阪でペットの輸入卸業を創業。現在は、本社のほか2つの繁殖センターを運営している。乾氏は今後、繁殖センターのさらなる拡大、小売りへの参入と全国展開、最終的には繁殖した健康なペットの日本からの輸出をと構想している。このビジョンを実現する一歩として導入したのが、『SMILE BS 販売』『SMILE BS 会計』である。事務処理の効率化と競争力強化、経営状況の見える化が目的であった。

導入の狙い
  • 手書き伝票をなくし業務を効率化
  • お客様から要求されたEDIへの対応
  • 月次決算の早期化

導入効果
  • 取引先ごとに違う伝票作成の自動化に成功
  • 適正売価の決定と競争力を強化できた
  • システムにより業務処理を標準化できた
  • 電子化による業務の標準化により、人材確保の不安を軽減

導入システム

ペットを通して命の大切さを伝える ペットの輸入卸売りからブリーディングへ

代表取締役 乾 隆宗氏

代表取締役 乾 隆宗氏

「この先も継続してサポートをお願いしたい。現在のシステムでほぼ9割は対応していただいていますが、残りの1割はITの進化と共にOSKさんの技術により対応していただけるようになると期待しています」

ペットブームと言われるようになって久しい。テレビCMの影響で、エリマキトカゲなどの珍獣ブームが起こったり、つぶらな瞳で飼い主を見つめるチワワが話題になり高値で取引されるなど、社会現象にもなった。

一方で、飼い主の責任放棄による捨て猫や捨て犬、あるいは住宅街で人に危害を及ぼす可能性のある動物が発見されるニュースなどもあとを絶たない。

「命の尊さを尊重し、飼い主放棄はもちろん、虐待やいじめなどのない社会づくりに貢献したい。小さいころからペットと触れあい命の尊さを学ぶことで、いじめや我が子虐待などの問題もなくしていくことができるのではないでしょうか」と、株式会社ペットサン(以下、ペットサン) 代表取締役の乾 隆宗氏は訴える。

乾氏がペットサンを創業したのは、1998年8月。以来、ハムスター、ウサギなどの小動物、オウムなどの鳥類、蛇やトカゲなどの爬虫類などを世界中から輸入し、全国のペットショップに卸してきた。取引先は、数十店を展開する大型チェーン店からホームセンター内のペットショップ、街の小鳥屋さんまで、規模も扱う動物もさまざまだ。動物園や研究施設にも卸しており、沖縄から北海道まで、得意先は1,400件におよぶ。

ペットとしてトップクラスの人気を持つ、犬と猫を扱っていないのも特長と言えるだろう。「流行り廃りが大きく、需要が読みづらいからです。生き物ですから、売れないからといって在庫処分できません。お客様からご注文いただいたものを仕入れる、あるいは昨年の実績プラスαで仕入れています」と乾氏は説明する。

関連用品として、ペットフードも扱っている。ペットブームを背景にフードの需要も伸びており、売り上げの1割程度を占めるようになった。

輸入のほか、ペットサンが注力しているのがブリーディングだ。2007年、三重県に繁殖センターを開業し、主にサルなどの霊長類を繁殖させている。その数は、現在100匹ほどにまで拡大し、この成功をベースに2013年には大阪にも繁殖センターをオープンさせた。

外国から輸入する動物は検疫を受けて日本に入ってくるが、その時点では分からない病気もあれば、人畜共通感染症もある。自分たちで試した選りすぐりのえさを長期的に与え、健康状態を見ながらペットを育てていくことは、健康なペットを提供していきたいという同社の理念を表している。

ブリーディングを開始したきっかけを「輸入規制にあります」と、乾氏は説明する。自然保護や鳥インフルエンザなどの病気流行により、生物にはたびたび輸入規制がかけられてきた。このまま輸入できなければ、売り上げ見込みは半分にまで落ち込んでしまうかもしれないと不安を覚えた時期もあり、乾氏は自ら繁殖を手掛けることにしたという。「長期的に自分で育て繁殖させることで、健康なペットにすることができます。病気のない動物を提供することは当社の使命であり、理念でもあります」と、乾氏。経営をとりまく環境にとらわれず、お客様から喜ばれる動物を提供していくために、ブリーディングは不可避の選択であった。

経営ビジョン実現のためITに注目 EDI/EOS対応ソフトと『SMILE BS 販売』を導入

2台のクライアントで、一人が休んでもほかのスタッフが対応できる体制を整えた「健康なペットの提供」「ペットを通じて命の尊さを伝える」という理念を貫き、前進し続ける経営の先には、将来への大きなビジョンがあった。

繁殖センターを拡大し健康なペットを提供できるようになったら、小売り業へ進出し全国展開。「さらには、繁殖した健康なペットを輸出していきたいです。自社ブランドで高品質なペットを、世界中に提供していきたいのです」と、乾氏は目を輝かせる。

このビジョン実現のため注目したのが、ITであった。乾氏は創業してまもなく、主要顧客と自社間を通信回線で接続する、オンラインによる受発注システムの構築を検討したことがある。だが、ブロードバンドも普及していないころのことである。実現するには、まず専用回線を引くところから着手しなければならず、費用は膨大な金額になることが分かった。

乾氏は断念し、懇意にしている運送会社を通じて知った販売管理システムを利用することに。だが、使い始めて数年で、システムにはいくつかの課題がみえるようになった。

1つ目は、伝票の手書き業務がなくならないことだ。例えば金額表示は、お客様によって、税込みあるいは税抜きの希望がある。このような細かな要求を旧システムは対応できず、手書きで対応せざるを得なかった。その数は1日に100から150通になることもあり、「手書き発行が重なると1、2時間があっという間に過ぎてしまいました」と、総務部 主任の後藤 綾乃氏は当時の状況を振り返る。

2つ目は、受発注や見積りなどをEDIでデータ転送するよう要求された場合の対応だ。要求が増えるに従って、EOS(Electronic Ordering System)あるいはEDI(Electronic Data Interchange)に対応できるシステムが欲しいと考えていたところに、チェーンストア統一伝票(EOS伝票)への対応を求められ、「これがきっかけになって、旧システム刷新の検討に入りました」と、乾氏は当時の苦しい状況を話す。

そこでリコージャパンより流通卸業向けEDI/EOS対応ソフトを提案されたが、旧システムはそのソフトに対応していなかった。そのため、基幹システムも提案されたソフトに対応している『SMILE BS 販売』に切り替えることを決める。2012年2月のことだ。『SMILE BS 販売』はスタンドアロンで使用し、EDI/EOS対応ソフトと共に1台ずつのクライアントで稼働させた。

「お客様は全国にいますから、電子データで発注を受けるようにし、伝票入力の手間を省きたい、手書き伝票をなくしたいと早い段階から構想していましたが、それがようやく実現しました」と、乾氏は満足そうだ。

もっとも、導入に対して後藤氏は「旧システムはマスターデータのエクスポート機能がなかったため、顧客データすべてを手作業で入力し直さなければなりませんでした。これには3カ月ほどかかりました」と、切替時の苦労を語る。

これにより、販売管理業務のシステム化は大幅に進んだ。ペットサンの業績は毎年十数%ずつ成長し、業務量も加速的に増加していく。しかし一方で、経理業務は人の手に頼っている部分が多く、月次決算にも時間がかかっていた。自分の理想とする業務処理には、まだ遠い状態だった。

そこで2013年9月、乾氏は「受注から仕入、在庫、納品、請求、さらには会計まで一貫してデータが流れる環境を構築したい」と、リコージャパンに相談。『SMILE BS 販売』をスタンドアロンからLAN運用へ切り替えると共に、会計業務用に『SMILE BS 会計』を導入した。この切り替えにより、それぞれ複数クライアントで利用できるようになる。2014年2月、新たな業務環境が稼働し始めた。

販売から会計まで一気通貫 手書き伝票もなくし事務処理を省力化

総務部 主任 後藤 綾乃氏

総務部 主任
後藤 綾乃氏

「受注から出荷準備まで短時間で行わなければならない私たちには、システムのトラブルは致命的なロスになります。締切時間と戦っている私たちにとって、頼もしいパートナーです」

総務を担当する後藤氏にとって、『SMILE BS』は敷居の高い印象だったという。「それまで使っていたシステムは、とてもシンプルなものでした。『SMILE BS』は高機能なので、使いこなせるか不安でした」と振り返る。

今は操作にも慣れ、最大の効果は手書き伝票がなくなったことだという。全国へのペットの運送は、現在約9社の運送会社にお願いしているが、それぞれに伝票のフォーマットが違っていた。そのため、手書きでの対応が避けられず、書式に合わせて手動でプリンターの切り替えも行っていた。今では、それぞれにレイアウトを変更できるフォーマットがあるため、速やかに作成・印字できるようになった。今後、業務の拡大に伴い新たな取引先が増えても、お客様の要求に短時間で対応できる。振込口座の変更など、納品書や請求書に掲載するお客様への連絡事項も、『SMILE BS 販売』で入力可能になり、「伝票作成時間は、確実に短縮されました」と、後藤氏は評価する。

EDI/EOS対応ソフトの導入によって、受注データの入力作業が大幅に効率化されたことは大きな成果だ。「旧システムでは、一度Excelを経由して受注データを販売管理システムに取り込む一手間がありました」と、後藤氏は言う。現在でもEDIに対応していない取引先の割合はまだ多いため、電話やFAXで受注した場合は、受注データの入力作業を行っている。だが、それ以外は『SMILE BS 販売』ですべて管理できるようになった。

さらに乾氏は、「今後のビジネス展開を考慮しても、『SMILE BS』なら将来的に柔軟に拡張対応できます」と認める。ペットサンで扱う輸入動物は、それぞれ為替レートによって原価を算出する。2014年6月、外貨管理機能が追加された最新バージョンがリリースされたが、将来的にバージョンアップを行えば、仕入価格に即した販売価格の設定がスムーズになり、競争力をより強化することができる。

同社は、販売から会計への業務フローをシステム化したことで、月次決算の早期化を図ることも可能となった。棚卸しの期間をより短縮できれば、適正在庫の管理もより正確になる。「月次だけではなく、週次、さらには日次へと、リアルタイムな経営状況の『見える化』を進めていきたい」と、乾氏は意気込みを見せる。

社員全員がシステムを使いこなし さらなるITの活用へ

以前は書式ごと、お客様ごとに手動で切り替えていたプリンターも、自動で出力される『SMILE BS 販売』と『SMILE BS 会計』はクライアントがそれぞれ2台ずつ、EDI/EOS対応ソフトは1台。「複数台のクライアントを用意しているので、業務の標準化を進めていきたい」と乾氏は言う。これまでは、担当の一人が体調不良で休んでしまうと、ほかの人では分からなくなってしまうこともあった。全社員がシステムを使いこなすことができれば、業務は標準化され、誰でも対応できる仕組みができる。これも、限られた人材で運営するペットサンにとって、大きな効果をもたらす。

「機能をもっと勉強したい。分析などの機能が備わっていますが、使いこなしていません。触ったことのないメニューもあると思いますし、それを理解できたらもっと活用の幅がひろがります」と、後藤氏は希望する。

また、後藤氏はリコージャパンとOSKの素早い対応も認めている。「困ったときは、インストラクターの方が常々来てくれて、きめ細かく指導してもらえます。インストラクターの方が対応できないときは、電話で問い合わせてもリモートで画面を確認してくれるなど、すぐに疑問や問題点が解消されます」と語る。生き物を扱うペットサンの業務では、受注するとその日のうちに出荷業務をし、翌日にはお客様の元に届くようにする必要がある。システムのトラブルや不安は、出荷締め切り時間を厳守するために、一刻を争う問題でもある。

「何より素晴らしいのは、営業担当の方が私たちの業務内容を熟知していることです。そのため、私が立ちあって多くを説明しなくても、信頼して任せることができます。システムの導入は安いものではありませんが、このような人的効果も考えると、お願いして良かったと感じています。システムにもサービスにも、ますます期待できます」と、乾氏は評価する。

繁殖センター拡大とペットショップ全国展開、さらには独自ブランドによる輸出。このビジョン達成に向けて、新システムに大きな期待が寄せられている。

事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は取材当時のものであり、配付される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
この記載内容は2014年7月現在のものです。

導入事例PDFダウンロード

株式会社ペットサン様 (PDF) [2,331KB]

本サイトに記載されている会社名、製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。

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