SMILE BS2 の導入事例のご紹介 ~ リユース・リサイクルサービス業

笑顔の先に、価値がみえる

導入事例ERP/基幹業務システム SMILEシリーズの活用で目覚ましい効果をあげたお客様の声

株式会社浜屋 (リユース・リサイクルサービス業)

業種:リユース・リサイクルサービス業
従業員数:239名(2014年12月現在)
事業内容:リユース・リサイクルに関する事業、フィットネス事業、飲食事業、生命保険の募集に関する業務
中古品のリユース・リサイクル事業で
iPadを活用した検品・精算システムを構築し お客様を待たせない効率的なサービスを実現
埼玉県東松山市に本社を構える株式会社浜屋は、家電製品などの中古品のリユース・リサイクル事業をグローバルに展開し、限りある資源を有効活用する「循環型社会」の形成に貢献している。以前は、中古品の検品・精算業務を手書き伝票で行っていたが、今回、iPadと販売管理システムを連動させた検品・精算システムを構築。これにより、中古品の検品・精算時のお客様の待ち時間を大幅に短縮することに成功し、入力ミスなどを未然に防げるようになった。同時にネットワークインフラを強化し、現在、全国支店で順次運用を開始している。

導入の狙い
  • 中古品の検品・精算業務を効率化したい
  • 手書き伝票によるミスをなくしたい

導入効果
  • 検品・精算時のお客様の待ち時間が大幅に短縮された
  • 販売管理システムの入力ミスを未然に防げるようになった

株式会社浜屋 導入事例イメージ

数年前より電子機器の基板からレアメタルを回収するリサイクル事業に力を注ぎ、障がい者の雇用にも積極的に取り組んでいる

株式会社浜屋様のホームページ
株式会社浜屋様のホームページ
http://www.hamaya-corp.co.jp/

レアメタルの回収に注力 障がい者の自立支援にも貢献

埼玉県東松山市に本社を構える株式会社浜屋(以下、浜屋)は、リユース事業とリサイクル事業の2本柱でグローバルなビジネスを展開している。

リユース事業では、国内で不要になった家電製品などを発展途上の国々へ輸出・販売している。輸出された製品は現地で修理され、「商品」として新たな命が吹き込まれる。その輸出先は、東南アジア、中近東、アフリカ、中南米など約40ヵ国に上る。

一方、リサイクル事業では、そのままではリユースできないものを鉄などの素材にして販売している。

特に力を入れているのが、レアメタル(希少金属)の販売だ。今や世界規模で普及している携帯電話やPCなどの基板には、金、銀、銅、パラジウムといったレアメタルが使用されており、「都市鉱山」とも呼ばれている。同社は、そうした基板を回収し、国内の精錬メーカーなどに出荷している。

同社の強みは、リユースやリサイクル製品の仕入れ元が多岐にわたる点だ。一般家庭から発生する中古品は自社で取りにいくと多額のコストがかかるため、回収業者に委託。メーカーから直接買い取りしているほか、運送業者や引っ越し業者、レンタル会社から不要になったものを持ち込んでもらうケースもある。そのための回収・買い取り拠点として、全国に支店を開設。また、本社近郊の市役所や清掃センターに持ち込まれた廃棄物の中でリユースできるものは取り置きしておいてもらい、それを回収することも行っている。

代表取締役 小林 茂氏

代表取締役
小林 茂氏

「事務作業は人が行うよりも、コンピュータが行った方がミスもないし、スピードも速くなるので、ITをフルに活用しようと社員に話しています。逆にITを積極的に活用しなければ、同業他社から後れを取ってしまいます」

その一方、国内人口の減少などにより、リユースできる中古品は年々減少傾向にある。また、中国などで安価なデジタル家電が製造されるようになったことで、発展途上国の中古品市場も縮小傾向にある。そのため、リユース事業だけで企業の収益を維持していくことは難しいという。

そのため、同社は2010年からレアメタルを回収・販売するリサイクル事業に本格的に参入。検査用の分析機械を自前で導入し、ビジネスのウェイトを徐々にシフトしている。

「レアメタルの分野では、当社は後発ですが、この分野でもトップ企業になるべく努力を積み重ねています」と代表取締役の小林 茂氏は語る。

また、同社ではリサイクル事業の担い手として、障がい者の雇用を積極的に推し進めている。電子機器の解体や基板の粉砕・選別作業は、失敗の心配がないのでストレスを感じることもなく、就労への意欲も上がることから、やりがいを感じて辞める人は誰もいないという。

顧客の待ち時間を短縮し 入力ミスをなくしたい

取締役 統括本部長 橋本 俊弘氏

取締役 統括本部長
橋本 俊弘氏

「今回のシステム構築によって、お客様の待ち時間が大幅に短縮され、また基幹システムとの連携によって、二重入力がなくなることで入力ミスも削減されるなど、業務効率が格段にアップしました。今後もお客様のためになる業務のIT化を推進していきます」

現在、同社は全国各地に15の回収拠点を開設している。各支店が中古品の回収や買い取りを行い、その中でリユースできるものはそれぞれの拠点から海外の取引先へ直接出荷している。一方、リユースできないものは埼玉本社に集め、そこで解体作業などを行って素材を取り出し、リサイクル製品として国内の精錬メーカーなどに出荷している。

ところが、事業規模が拡大するにつれ、業務上の課題が浮上してきた。以前は、各支店に中古品が持ち込まれた際に、その検品内容や買い取り金額などを紙の用紙に手書きで記載し、それをもとに別途、販売管理システムに入力していた。しかし、従来のやり方では、中古品の検品・精算業務にどうしても時間がかかり、顧客を長時間待たせてしまうこともあった。

「忙しいときは、各支店の駐車スペースに中古品を大量に搭載したトラックが何台も並び、荷物を下ろしてから検品が終了するまでに1時間くらいお待ちいただくこともありました。そのうえ、事務所に入ってからも精算業務で待たされると、お客様のイライラはピークに達します。そのため、中古品の検品・精算業務の効率化を図り、お客様の待ち時間を短縮することが大きな課題でした」と取締役 統括本部長の橋本 俊弘氏は語る。

さらに、もう一つの課題は、手書き伝票の書き間違いや記入漏れをなくすことと、販売管理システムへ入力する際の転記ミスを軽減することだった。手書き伝票は作業途中に紛失する恐れがあるため、その対策を講じることも重要な懸念事項だった。

「何かミスが発生すると、これまで積み上げてきた当社の信用が一気に失われてしまうので、是が非でも解決しなければならない問題でした」と小林氏は語る。

iPadで手書きよりも速く作業できることが大前提

iPad用のスタンド 検品作業をしているときに、iPadを地面に落として破損しないように、iPad用のスタンドを利用する工夫も行っている

検品作業をしているときに、iPadを地面に落として破損しないように、iPad用のスタンドを利用する工夫も行っている

同社は、中古品の検品・精算業務の時間短縮とミス防止を図るため、タブレット端末のiPadに着目。従来の紙ベースによる伝票のやり取りから脱却し、iPadを活用したデジタル管理へ移行することにしたのだ。

具体的には、中古品の検品や精算を行う際に、その場でiPadのアプリにデータを入力。そのデータを無線LAN経由でサーバーに送り、販売管理システムと連動させる仕組みを構築したいと考えたのである。

その独創的なアイデアを思いついたのが、自らプログラムの開発も手がけるほどITに詳しい橋本氏だ。しかし、全社規模でシステム化を図るためには、ITベンダーの協力が不可欠である。そこで、あるベンダーに同社の要望を伝え、それを具現化するシステム化の提案を依頼。ところが、橋本氏が思い描いていたシステム構想とは、かなりの隔たりがあった。

「iPadへの入力作業に切り替えたことで、紙の伝票を使用していたときよりも、余計に手間や時間がかかってしまったら、全く意味がありません。当社が求めていたのは、作業スピードが以前よりも速くなることです。しかし、最初のベンダーの提案内容では、それが絶対に無理だとわかったのです」と橋本氏は語る。

その後の再検討で、すでに導入し活用していたOSKの基幹業務システム『SMILE BS2 販売』とのシームレスな連携が可能な、iPadモバイルソリューション『FileMaker Ver.13』によって、理想的なモバイルシステムを構築することになる。

ポイントは、『FileMaker Ver.13』を活用し、iPad上でデータ入力作業をスピーディーに行える環境がローコストで容易に整うこと。さらに、既存の『SMILE BS2 販売』を一部カスタマイズすることで、iPad上に入力したデータが販売管理システムに自動的に反映されることだ。

また、『FileMaker Ver.13』は、オフラインでもiPad上でデータ入力が行える利点がある。例えば、Wi-Fi接続ができない顧客先で中古品の買い取りなどを行うときも、紙の伝票を用いることなく、その場でデータを入力できるので、同社にとっては打ってつけだった。

一方、タブレット端末は、『iPad Air Wi-Fiモデル 16GB』を採用し、全国の支店に配布した。

検品・精算時間を1/5に短縮 入力ミスなども未然に防止

iPadを活用した検品・精算システムは、打ち合わせを含め約4ヵ月の工期を経て完成した。現在、各支店にWi-Fi環境を順次整備している最中だが、2015年1月から所沢・千葉・大阪支店で先行して運用を開始している。

今回のシステムの特長は、紙の伝票に書くよりも速く作業が行えるように、iPadの入力画面に工夫を施したことだ。例えば、以前の手書き作業では1枚のA4用紙に商品一覧を印刷し、その中から買い取りする商品を選び、数量を記入していた。ところが、商品点数が数百点にも上るため、商品名の文字が小さくなり、該当する商品を探すのに苦労していた。

そこで、まず商品をカテゴリ別に分類し、その中から買い取りする商品を選べるように工夫し、iPadの1画面で商品選択や数量入力がスムーズに行えるようにした。商品名も大きく表示されるので、以前のように商品探しに苦労することはない。

また、iPadを手で持ちながら検品作業を行うと、どこかにぶつけて破損してしまう危険性があるため、iPadを専用のスタンドに固定して利用する工夫も行っている。特にトラックの荷台やコンテナの中で商品を査定する際に役立っているという。

今回のシステム構築により、お客様の待ち時間が大幅に短縮。iPadで入力したデータはSMILE側に直接送られるため、販売管理の入力ミスも発生しなくなった

今回のシステム構築により、お客様の待ち時間が大幅に短縮。iPadで入力したデータはSMILE側に直接送られるため、販売管理の入力ミスも発生しなくなった

「今回のシステム構築により、検品・精算時のお客様の待ち時間が大幅に短縮されました。以前は検品した商品を精算するのに10分くらいかかっていましたが、今はわずか2分で済みます」と橋本氏は語る。

検品時にiPadに入力したデータは、『FileMaker Ver.13』のサーバーを介して『SMILE BS2 販売』に即座に送られる。また、SMILE側の商品台帳で商品単価を変更すると、翌日にはiPad側の商品一覧に自動的に反映される仕組みになっている。

「そもそも、買い取りする商品やその数量を販売管理のシステムに再入力する必要がないので、入力ミスなどが発生する心配がありません。このことは、お客様との信頼関係を維持していくうえで非常に大きな成果です」と小林氏は導入効果を強調する。

また、持ち込まれた中古品の中で、年代物のオーディオ製品など付加価値の高いものは、修理を施したうえで、オークションサイト(ユーズドネット)でオークション販売している。出品した商品が高く売れた場合は、その分、顧客にキャッシュバックするサービスも行っており、現在、そのシステムと今回構築したシステムを連動させる仕組みを開発している最中だ。

さらに今後はすべての業務のIT化を推進していく。それにより、煩雑な事務処理を軽減し、顧客とコミュニケーションを深める時間を増やすことでビジネス機会を広げることが狙いだ。

会社名、製品名などは、各社または各団体の商標もしくは登録商標です。
事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は取材当時のものであり、配付される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
この記載内容は2015年3月現在のものです。

導入事例PDFダウンロード

株式会社浜屋様 (PDF) [3,356KB]

本サイトに記載されている会社名、製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。

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