統合型グループウェア「eValue NS」インストール後、サーバー名の変更はせずに運用するのがポイント

eValue NS ソフトウェア更新のお知らせ

【共通】リビジョン/バージョンアップを実施しても、改修内容がすぐに反映されない

項目 内容
FAQ番号 NS2009072801
対象機能 eValue NS 共通
対象バージョン すべてのバージョン
FAQ公開日 2009/07/28
最終更新日:2016/01/28
FAQカテゴリ 運用/設定

概要 [2014/09/26更新]

リビジョン/バージョンアップを実施後、改修内容が反映されるまでに最大で12時間かかることがあります。
改修内容が反映されるまでの時間は、リビジョン/バージョンアップ前にeValue NSを利用したタイミングによって、クライアントごとに異なります。
改修内容が反映されていない状態でeValue NSを利用した場合、スクリプトエラーが発生するなどeValue NSが正常に動作しない可能性があります。

詳細 [2014/10/15更新]

eValue NSでは、クライアント上で動作するスクリプトファイルの有効期間を12時間に設定しています(※注1)。
この設定によりスクリプトファイルはクライアントに12時間キャッシュされ、この間はサーバー上のスクリプトファイルが更新されたとしてもスクリプトファイルがダウンロードされることはありません。
スクリプトファイルがキャッシュされてから12時間以上経過した後にeValue NSにアクセスすると、スクリプトファイルの更新チェックが行われ、更新されている場合にはスクリプトファイルがダウンロードされキャッシュが更新されます。
更新されていない場合にはキャッシュファイルの有効期限が12時間延長されます。

この仕組みにより、サーバー上で更新されたスクリプトファイルがクライアントにダウンロードされるまでに最大12時間のタイムラグが発生し、新しいスクリプトファイルが使用されないことによりスクリプトエラーが発生するなどeValue NSが正常に動作しない可能性があります。

以下に現象が発生する例を示します。

Aさんが20:00までeValue NSを利用します(20:00にスクリプトファイルの更新チェックが実行されるものとします)。
Bさんが22:00までeValue NSを利用します(22:00にスクリプトファイルの更新チェックが実行されるものとします)。
システム管理者が23:00にeValue NSのリビジョン/バージョンアップを実施します。
AさんとBさんが翌日9:00に出社しeValue NSを利用します。
Aさんは、最後のスクリプトの更新チェックから13時間経過しているため、更新されたスクリプトファイルが確実にダウンロードされます。
Bさんは、最後のスクリプトの更新チェックから11時間しか経過していないため新しいスクリプトファイルがダウンロードされず、スクリプトエラーが発生するなどeValue NSが正常に動作しない可能性があります。

※注1
有効期間を設定しないと、Internet Explorer既定の設定ではeValue NSを利用するたびにスクリプトファイルの更新チェックが行われます。
この場合サーバー上で更新されたスクリプトファイルが確実にクライアントにダウンロードされますが、更新チェックの頻発によりネットワークトラフィックが増大し応答時間に影響が及びます。
つまりeValue NSでは有効期間の設定によりネットワークトラフィックの増大を防止しています。

対処方法[2016/1/28更新]

対処方法1

リビジョン/バージョンアップ実施後、eValue NSを利用する前にブラウザのキャッシュを削除します。
これはeValue NSを利用するクライアントごとに行う必要があります。

Internet Explorer 7の場合
  1. 「ツール」メニューの「インターネットオプション」をクリックします。
  2. 「閲覧の履歴」の[削除]をクリックします。
  3. 「インターネット一時ファイル」の[ファイルの削除]をクリックします。
  4. 確認メッセージが表示されるので[はい]をクリックします。
Internet Explorer 8/9の場合
  1. 「ツール」メニューの「インターネットオプション」をクリックします。
  2. 「閲覧の履歴」の[削除]をクリックします。
  3. 「インターネット一時ファイル」のみをチェックし、[削除]をクリックします。
Internet Explorer 10/11の場合
  1. 「ツール」メニューの「インターネットオプション」をクリックします。
  2. 「閲覧の履歴」の[削除]をクリックします。
  3. [インターネット一時ファイルおよびWebサイトのファイル]のみをチェックし、[削除]をクリックします。

対処方法2

リビジョン/バージョンアップを実施する12時間以上前に、利用者機能および管理者機能の仮想ディレクトリそれぞれに対して、スクリプトファイルの更新チェックを毎回行うための設定を行います。
ネットワークトラフィックの増大を防止するため、リビジョン/バージョンアップ実施後必ずスクリプトファイルの有効期間を12時間に戻してください。

Windows Server 2008(IIS7.0)
Windows Server 2008 R2(IIS7.5)
Windows Server 2012(IIS8.0)
Windows Server 2012 R2(IIS8.5)の場合
  1. [スタート]メニューの[管理ツール]→[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]をクリックします。
  2. 左側の[接続]ウィンドウで、サーバー配下の[サイト]−[Default Web Site]−[(eValue NSの仮想ディレクトリ名)](※注2)を展開し、[include]フォルダをクリックします。
  3. 中央のウィンドウで、[HTTP 応答ヘッダー]をダブルクリックします。
  4. 右側の[操作]ウィンドウの[共通ヘッダーの設定]をクリックします。
  5. [期限切れの Web コンテンツ] チェック ボックスがオンであることを確認し[即時]オプションを選択して[OK]をクリックします。
     (スクリプトファイルの有効期間を12時間に戻す場合は、[失効までの期間]オプションを選択し期間が12時間になっていることを確認して[OK]をクリックします。)
Windows Server 2003(IIS6.0)
Windows Server 2003 R2(IIS6.0)の場合
  1. [スタート]メニューの[管理ツール]→[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]をクリックします。
  2. サーバー配下の[Webサイト]−[既定のWebサイト]−[(eValue NSの仮想ディレクトリ名)](※注2)を展開し、[include]フォルダを右クリックして[プロパティ]をクリックします。
  3. [HTTP ヘッダー]タブをクリックし[コンテンツの有効期限を設定する]のチェックボックスがオンであることを確認し[直ちに有効期限を切る]オプションを選択して[OK]をクリックします。
    (スクリプトファイルの有効期間を12時間に戻す場合は、[有効期間]オプションを選択し期間が12時間になっていることを確認して[OK]をクリックします。)


※注2
eValue NSの仮想ディレクトリ名の既定値は、以下のとおりです。
    利用者機能(ポータル) : evportal
    管理者機能(統合管理ツール) :evadmin

 

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