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やさしく解説 デジタルインボイス

法改正・税制関連

最終更新日:2023/8/ 4

電子インボイスとデジタルインボイスの違いとは?

2023年10月からインボイス制度が施行されます。また、DX実現に向けて業務のデジタル化も進められており、インボイスについても、送付・受け取りから、前後の業務処理もデジタル化による効率化が求められています。

「電子インボイス」はPDFやメールなども含んだ電子データ全般を指し、多くはメール送信や転記などの手作業が残り、送信ミス・入力ミス等を招く恐れがあるため、対策が必要です。

それに対し「デジタルインボイス」は、人が見やすい書類イメージの電子データではなく、コンピュータで処理しやすい構造のものを言い、業界を超えて規格化が進められているXMLが主流となっています。

「デジタルインボイス」は、インボイスの送受信から、その前後の業務処理までを一連の操作で完結でき、大きく業務改善に貢献できるものです。

デジタルインボイスを実現する仕組み

現在、官民連携して、「デジタルインボイス」の普及・定着に取り組んでいます。

欧州をはじめとした30か国以上で使われている国際規格「Peppol(ペポル)」をベースに、日本のデジタルインボイス標準仕様「JP PINT」が策定され、業務ソフト等は「JP PINT」に適合するデジタルインボイス対応が進められています。「JP PINT」が採用されたシステム同士なら、システムの差異を意識することなくやり取りが可能です。

Peppolのデータ送受信は、アクセスポイントを経由してやり取りが行われる「4コーナーモデル」が採用されています。送り手、受け手はアクセスポイントと契約することで、デジタルインボイスの発行・受領を行うことができます。

デジタルインボイスが業務の効率化をすすめる

データ処理の統一

データ処理の統一イメージ

あらゆる企業間で、同一規格のデジタルインボイスを交換することで、システムのデータ処理がスムーズになります。

請求回収・支払業務の効率UP

請求回収・支払業務の効率UPイメージ

デジタルインボイスにより、請求~支払まで一連のバックオフィス業務が自動化でき、人的ミスも軽減されます。

より安全なデータ交換

より安全なデータ交換イメージ

デジタルインボイスの送受信では、大切な情報の流出を防ぐための措置や発信者の特定など、データの真正性が確保されています。

紙から電子インボイス、電子インボイスからデジタルインボイスへ

紙から電子インボイス
請求書等を紙からPDF等の電子インボイスに変えると、印刷・コピー・封入・郵送・バインダーに綴じる作業がなくなります。
電子インボイスの保存は「電子帳簿保存法」への対応が必要ですが、保存要件を満たしたシステムがあれば、簡単に保存可能です。
電子インボイスからデジタルインボイス
紙から電子インボイスに変更するだけでも作業負荷を軽減することはできますが、一部の手作業は残ります。
さらにデジタルインボイスの送受信へとデジタル化を進めることで、データのチェックから伝票入力、入金・支払の消込等の後処理まで自動化できると期待されています。
手作業がなくなるため、ミスの削減にもつながります。

デジタルインボイス導入ですすむ業務効率化の例

紙のインボイス発行時に必要な作業が不要となり、業務の自動化・省力化が期待できます。

インボイス制度の情報はこちらもご確認ください。

やさしく解説インボイス制度 はこちら

制度の概要や必要な準備の確認はこちら

デジタルインボイスシステム化のポイント はこちら

デジタル化に向けたシステム選定のポイントはこちら

デジタルインボイスの最新情報はこちら

デジタルインボイス推進協議会: https://www.eipa.jp/

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