閉じる

知識のツボ 中小企業経営強化税制を活用して、かしこくIT設備投資

知識のツボシリーズ

最終更新日:2024/10/31

中小企業経営強化税制は、中小企業が企業力強化・生産性向上を目的として設備投資を行う際に、設備所得価額の10%の「税額控除」(※) または「即時償却」といった税制優遇を受けることができる制度です。

資本金3000万円超1億円以下の法人の場合は税額控除は7%になります。

設備取得期限は2025年3月までですが、この制度を利用するには、経営力向上計画を作成することなど、一定の手続きが必要となりますので、早めの準備が求められます。

ここでは、中小企業経営強化税制を利用できるOSK製品(ソフトウェア)と、税制優遇を受けた場合の効果、手続きの流れをご紹介します。ぜひOSK製品購入の際に、この制度をご活用ください。

対象となるOSK製品(ソフトウェア)

製品名 事前登録番号
SMILE V 2nd Edition 販売 025-2408-174-225
生産革新 Fu-jin SMILE V 2nd Edition 025-2407-158-225
生産革新 Raijin SMILE V 2nd Edition 025-2407-159-225

中小企業経営強化税制のポイント

対象企業 青色申告を行っている資本金1億円以下の法人または個人事業主(従業員1000名以下)が対象です
対象設備 機械装置や工具、器具備品、ソフトウェアなどがあります
ソフトウェアの場合は最低価額が70万円以上という制限があります
優遇措置 以下のいずれかの優遇措置が受けられます
  • 設備取得価額の10%の税額控除(資本金3000万円超1億円以下の法人の場合は7%)
  • 即時償却
適用期間 2025年3月31日までの設備取得が必要です

制度に関する詳細は、「中小企業等経営強化法に基づく支援措置活用の手引き」をご参照ください。

中小企業等経営強化法に基づく支援措置活用の手引き
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kyoka/pdf/tebiki_zeiseikinyu.pdf

OSKのソフトウェアは、中小企業経営強化税制のA類型(生産性向上設備)が利用できます。

税額控除と即時償却

税額控除 最終的な納税額が少なくなる
1年目に税額減税があるので、最終的な納税額が少なくなります。1年目に利益が発生していない場合は、控除額も少ないため節税効果が少なくなります。
即時償却 前倒しで経費計上ができる
1年目に全額を経費計上するため、法人税の課税対象所得を少なく抑えられます。1年目の節税額を増やすことができれば、余裕ができた資金を次の投資にまわすことや、借入金のを返済することができます。

導入する企業と購入するソフトウェアが以下のような場合を例として、優遇措置の効果を見てみましょう。

  • 資本金が3000万円の企業
  • 税引前当期純利益は500万円
  • 法人税の実効税率は25%とする
  • 200万円の「SMILE V2 販売」(ソフトウェア耐用年数5年)を取得(償却方法は定額法、年償却費40万円)
税額控除をした場合
1年目
法人税:460万円 × 25% = 115万円
税額控除:200万円 × 10% = 20万円
実際の納税額:115万円 - 20万円 = 95万円
2年目から5年目
法人税:460万円 × 25% =115万円
即時償却をした場合
1年目
法人税:300万円 × 25% = 75万円
2年目から5年目
法人税:500万円 × 25% = 125万円
参考)中小企業経営強化税制を利用しなかった場合
1年目から5年目
法人税:460万円 × 25% = 115万円

優遇措置を受けるまでの流れ

本制度の適用期限は2025年3月31日までですが、申請手続きにかかる時間を考慮し、証明書の発行は2025年1月末までに、販売店様にご依頼ください。

経営力向上計画を作成する際は、中小企業庁のページをご参照ください。作成の手引き等が参照できます。

https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kyoka/index.html

参考)経営力向上計画に役立つソフトウェアの機能の一例

SMILE V 2nd Edition 販売「業務予定・自動実行機能を利用した予定在庫のデータを自動出力」

業務予定・自動実行機能は、指定した日時に、帳票の自動印刷、PDFの自動作成、TXT・CSVの自動出力/取込が行える機能です。在庫切れ予測(予定在庫)のデータを自動出力することで、予定在庫を考慮した上で、発注登録を行うことで、在庫切れを防止することができます。

生産革新 Fu-jin / Raijin「所要量計算による手配運用の自動化」

品目・構成・手順などの基礎情報管理の標準化を進め、所要量計算による手配運用を自動化することができ、効率的な手配を行うとともに、納期遵守・在庫・キャッシュフローの適正化が可能です。

関連業務・キーワード

製品お役立ち情報Contents

ご購入前の
製品/サービス
お問い合わせContact

企業のDX化や業務効率化に関するお悩みは「株式会社 OSK」へお気軽にご相談ください。

×

Cookieの利用について

このウェブサイトはクッキーを使用しています。このサイトを使用することにより、サイトの利用条件に同意したことになります。