知識のツボ IT補助金を活用してインボイス業務を効率化
最終更新日:2024/2/ 7
IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)は、中小企業・小規模事業者等がソフトウェアなどのITツールを導入する際に、費用の一部を国が補助する制度です。
2024年のIT導入補助金には、通常枠、インボイス枠(インボイス対応類型・電子取引類型)、複数社連携IT導入枠、セキュリティ対策推進枠があります。
ここでは、「通常枠」「インボイス枠(インボイス対応類型)」について概要をご案内します。
補助対象事業者
以下の規模の中小企業等が対象となります。中小企業だけでなく、個人事業主や社会福祉法人、医療法人、学校法人なども申請できます。
業種 | 資本金 | 常勤従業員数 |
---|---|---|
製造業、建設業、運輸業 | 3億円以下 | 300人以下 |
卸売業 | 1億円以下 | 100人以下 |
サービス業(ソフトウェア業、情報処理サービス業、旅館業を除く) | 5,000万円以下 | 100人以下 |
小売業 | 5,000万円以下 | 50人以下 |
ゴム製品製造業 (自動車又は航空機用タイヤ及びチューブ製造業並びに工業用ベルト製造業を除く) |
3億円以下 | 900人以下 |
ソフトウエア業又は情報処理サービス業 | 3億円以下 | 300人以下 |
旅館業 | 5,000万円以下 | 200人以下 |
その他の業種 | 3億円以下 | 300人以下 |
医療法人、社会福祉法人、学校法人 | - | 300人以下 |
商工会・都道府県商工会連合会及び商工会議所 | - | 100人以下 |
通常枠
業務効率化・売上アップといった経営力の向上・強化のため、自社の置かれた環境から強み・弱みを認識、分析し、把握した経営課題や需要に合ったITツールの導入を支援します。
導入するITツールは、IT導入支援事業者によりあらかじめ登録されたITツールの中から選択します。また、各類型において、下図の業務プロセス①~⑥を必ず1種類以上含む必要があります。
- ⑦のみ保有するITツールは単独では交付申請不可です。①~⑥と組み合わせることで申請可能となります。
補助対象事業の類型および補助率等
業務プロセス数 | 1以上 | 4以上 |
---|---|---|
補助率 | 1/2以内 | |
補助上限額・下限額 | 5万円~150万円未満 | 150万円~450万円以下 |
補助対象経費 | ソフトウェア購入費・クラウド利用費(最大2年分)・導入関連費等 |
販売業務に活用する場合
- クラウドモデルもご用意しています。詳細につきましては販売店までお問合せください。
- 記載金額はイメージです。ご購入いただく製品モデルやライセンス数によって金額が変わります。
補助対象になりうるOSK製品
- SMILE V2 / V Air 販売
- SMILE V2 / V Air 会計
- SMILE V2 / V Air 人事給与
- 生産革新 Wun-jin SMILE V Air
- eValue V2 / V Air ドキュメント管理
- eValue V2 / V Air ワークフロー
インボイス枠(インボイス対応類型)
インボイス制度に対応した会計ソフト、受発注ソフト、決済ソフトを導入し労働生産性の向上をサポートします。
導入するITツールは、IT導入支援事業者によりあらかじめ登録されたITツールの中から選択します。ITツールは、下図の大分類Ⅰソフトウェアに区分されるもので、「会計」「受発注」「決済」の機能を必ず1種類以上含んでいる必要があります。
ハードウェアを補助対象費として申請する場合は、補助対象経費となるソフトウェアの導入とあわせて購入する場合に限ります。
- 大分類Ⅰは必須です。大分類Ⅱ~Ⅳのみでの申請はできません。
補助対象事業の類型および補助率等
インボイス制度に対応したITツール | PC等 | レジ等 | ||
---|---|---|---|---|
補助率 | 3/4以内(小規模事業者は4/5) | 2/3以内 | 1/2以内 | |
補助上限額・下限額 | ~50万円以下 | 50万円超~350万円 | ~10万円 | ~20万円 |
機能数・機能要件 | 会計・受発注・決済 のうち1機能以上 |
会計・受発注・決済 のうち2機能以上 |
左記ITツールの使用に資するもの | |
補助対象経費 | ソフトウェア購入費・クラウド利用費(最大2年分)・ハードウェア購入費・導入関連費等 |
会計業務に活用する場合
受発注業務と会計業務に活用する場合
- クラウドモデルもご用意しています。詳細につきましては販売店までお問合せください。
- 記載金額はイメージです。ご購入いただく製品モデルやライセンス数によって金額が変わります。
補助対象になりうるOSK製品
対象となるOSK製品
SMILE、eValue各製品は、IT導入支援事業者を通じて補助金対象となるITツールに登録いただいております。
詳細はOSK製品を取り扱っているIT導入支援事業者 にご相談ください。
OSK製品については、お問い合わせフォーム よりご相談ください。
補助金活用例
DX統合パッケージ『SMILE V2 販売』と『SMILE V2 会計』を導入し、適格請求書の発行や税額計算など、インボイス制度に対応。デジタルインボイスの発行・受領・自動保存も可能になり、業務効率を向上。
DX統合パッケージ『SMILE V2 会計』『eValue V2 ワークフロー』を導入し、仕訳処理などで入力した伝票の申請および承認業務を、電子的に決裁。申請・承認業務は、外出先でモバイル端末からも可能で、長時間労働を削減。
IT導入補助金の活用事例は、IT導入補助金ホームページ よりご確認いただけます。
Check Point
インボイス制度は、2023年10月1日から導入された制度です。インボイス制度では、仕入税額控除を受けるために「適格請求書発行事業者」が発行した「適格請求書(インボイス)」の保存が必要になります。
インボイス制度については『知識のツボ インボイス制度』をご参照ください。
スケジュール
通常枠
締切日 | 交付決定日 | |
---|---|---|
6次締切分 | 2024年8月23日(金)17:00 | 2024年10月3日(木)<予定> |
追加公募 | 2024年10月15日(火)17:00 | 2024年11月22日(木)<予定> |
インボイス枠(インボイス対応類型)
締切日 | 交付決定日 | |
---|---|---|
11次締切分 | 2024年8月23日(金)17:00 | 2024年10月3日(木)<予定> |
追加公募 | 2024年10月15日(火)17:00 | 2024年11月22日(木)<予定> |
- 本ページでは、「SMILE V 2nd Edition」を「SMILE V2」、「eValue V 2nd Edition」を「eValue V2」と表記しております。
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