2015年6月10日公開のWindows UpdateのeValue NS、SMILEieへの影響について
公開日:2015/6/16
更新日:2015/7/23
【2015年7月23日更新情報】
Microsoft社より公開されたInternet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(3065822)の適用により、本ページでご案内の現象を解決できることが判明しました。
本ページの「原因」を更新し、「対応方法」を追加しましたので、ご確認ください。
平素は弊社製品・サービスをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
2015年6月10日公開のWindows Updateを適用したクライアントPCにおいて、Internet ExplorerのActiveXコントロールのインストールが正常に行えない場合があることが確認されました。
弊社製品では、「eValue NS」および「SMILEie」がActiveXコントロールを使用しており、この問題の影響を受けますので、発生する現象と回避策についてご案内いたします。
影響範囲
影響を受ける製品
2015年6月10日公開のWindows Updateにより、Internet ExplorerのActiveXコントロールが正常にインストールできない場合があるという問題が発生しています。
次のActiveXコントロールを使用する弊社製品が、バージョンによらず、この問題の影響を受けます。
- eValue NS
- SMILEie
影響を受ける環境
次の条件をすべて満たすクライアントPCが、影響を受けます。
- 2015年6月10日公開のWindows Updateを適用している
- OSがWindows Vista / 7 / 8 / 8.1で、ユーザーアカウント制御(UAC)を有効にしている
- Internet Explorerで前述の製品を使用している
- 前述の製品のActiveXコントロールがインストールされていない
発生する現象
Internet Explorerで前述の製品にアクセスし、ActiveXコントロールのインストールを促すメッセージが表示された際に、メッセージに沿ってActiveXコントロールのインストールを実行した後、次の現象が発生します。
- 一見、正常にインストールが終了したように見えるが、実際には正常にインストールされておらず、再度ActiveXコントロールのインストールを促すメッセージが表示される
- インストールできず、ActiveXコントロールを必要とする機能が実行できない
- 上記以外の現象が発生する可能性があります。
【2015年7月23日更新】原因
2015年6月10日公開のWindows Updateに含まれる「Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3058515)」の影響による現象です。
回避策
管理者モードでInternet Explorerを起動することにより、ActiveXコントロールのインストールが正常に行えます。
参考:管理者モードでInternet Explorerを起動する方法
- Internet Explorerをすべて終了します。
- 次のいずれかの操作をします。
- Internet Explorerのプログラムメニューやショートカットを右クリックする
- タスクバー上のInternet Explorerアイコンを、「Shift」キーを押しながら右クリックする
- 右クリックにより表示されるメニュー一覧から「管理者として実行」を選択すると、Internet Explorerを管理者モードで起動できます。
【2015年7月23日更新】対応方法
Microsoft社より、2015年7月14日公開のWindows Updateで、この現象を修正するInternet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(KB3065822) が提供されました。この更新プログラムをWindows Updateで適用することで、上記現象を解決することができます。
以 上
本ページでは、「eValue NS」および「eValue NS 2nd Edition」を総称して「eValue NS」と表記しております。ただし、それらのいずれかについてのみ適用される事項については、記述を区別し、または補足等している場合があります。