2016年9月14日公開のWindows UpdateのeValue NSへの影響について
公開日:2016/10/14
平素は弊社製品・サービスをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
2016年9月14日公開のWindows Updateを適用したクライアントPCにおいて、Internet ExplorerのActiveXコントロールのインストールが正常に行えない場合があることが確認されました。
弊社製品では、「eValue NS」がActiveXコントロールを使用しており、この問題の影響を受けますので、発生する現象と回避策についてご案内いたします。
影響範囲
影響を受ける製品
2016年9月14日公開のWindows Updateにより、Internet ExplorerのActiveXコントロールが正常にインストールできない場合があるという問題が発生しています。
次のActiveXコントロールを使用する弊社製品が、バージョンによらず、この問題の影響を受けます。
- eValue NS
影響を受ける環境
次の条件をすべて満たすクライアントPCが、影響を受けます。
- 2016年9月14日公開のWindows Updateを適用している
- OSをWindows 7 / 8.1 / 10で使用している
- 前述の製品のActiveXコントロールがインストールされていない
または
eValue NSのバージョンアップに伴いActiveXコントロールが更新される環境 - Internet ExplorerによるダウンロードインストールによりActiveXコントロールをインストールしている環境
ActiveXコントロールをMSIによりインストール済みの環境は、影響を受けません。
発生する現象
Internet Explorerで前述の製品にアクセスし、ActiveXコントロールのインストールを促すメッセージが表示された際に、メッセージに沿ってActiveXコントロールのインストールを実行した後、次の現象が発生します。
- 正常にインストールが終了したように見えるが、実際には正常にインストールされておらず、再度ActiveXコントロールのインストールを促すメッセージが表示される
- インストールできず、ActiveXコントロールを必要とする機能が実行できない
原因
2016年9月14日公開のWindows Updateに含まれる「Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム 」の影響による現象です。
Windows7 / 8.1環境 | Internet Explorer 11 の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB3185319) |
Windows10環境 | 以下のInternet Explorer 11 の累積的なセキュリティ更新プログラム KB3185611、KB3185614、KB3189866 |
対応方法
Microsoft社より、この現象を修正するInternet Explorer 用の更新プログラム(KB3192887)が公開されました。この更新プログラムを適用することで、上記現象を解決することができます。
https://technet.microsoft.com/library/security/MS16-118
この「更新プログラム(KB3192887)」はWindows Updateで配信されます。次の手順で適用してください。
なお、Windows Server Update Services(WSUS)を導入している場合など、システム管理者により更新プログラムの配信が制御されている場合があります。その場合はシステム管理者の方にご相談ください。
- [コントロールパネル]-[プログラム]-[インストールされた更新プログラムを表示]を選択し、更新プログラムの一覧に、「セキュリティ更新プログラム (KB3192887)」が表示されていることを確認します。
- 「セキュリティ更新プログラム (KB3192887)」が表示されていない場合は、次の手順で適用します。
- Windows Updateによる 「セキュリティ更新プログラム (KB3192887)」の適用
- クライアントPCの再起動
- [コントロールパネル]-[プログラム]-[インストールされた更新プログラムを表示]で、「セキュリティ更新プログラム (KB3192887)」が表示されていることを確認
以 上
本ページでは、「eValue NS」および「eValue NS 2nd Edition」を総称して「eValue NS」と表記しております。ただし、それらのいずれかについてのみ適用される事項については、記述を区別し、または補足等している場合があります。