株式会社加藤公平商店様
SMILE V2 販売で、米穀卸売業ならではのインボイス制度の課題に対応

株式会社加藤公平商店様
米穀卸売・飼料販売に伴う特有の業務をシステム化。正確な在庫管理で効率的に運用している株式会社加藤公平商店様の導入事例をご紹介いたします。
業種:卸販売
従業員数:14名(2024年3月現在)
事業内容:米穀集荷と卸販売、家畜 の飼料・牧草の販売
- 利用目的:
オリジナルの帳票を作成し、手書き帳票の削減と生産性の向上を実現
- 導入の狙い
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- 米殻取引特有の事情に準じたインボイス制度への対応
- 手書きの帳票作成作業を省力化
- 在庫管理の精度向上
- 導入効果
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- 業務負荷を上げずにインボイス制度に対応
- 日々の帳票作成1時間がシステム化で不要に
SMILEの導入で、どのような変化がありましたか?

2013年に『SMILE BS 2nd Edition 販売』を導入しました。一番の導入効果は、米穀の在庫管理の精度が向上したことです。リアルタイムで情報が更新されるため、システム上の在庫と実在庫の乖離が解消しただけでなく、『在庫のずれは仕方ない』という従業員の意識改革にもつながりました。
また、飼料の管理も行っていますが、こちらにはロット管理オプションを導入しています。産地や出荷時期などで品質管理を行えるようにして、酪農家のさまざまな希望に応えています。
インボイス制度に対応されたのですね

米穀卸業が生産者と直接取引する際は、種籾や米袋、肥料などを事前に提供し、収穫後の玄米を仕入れるタイミングで売掛を精算するのが一般的です。
2023年に『SMILE V 2nd Edition 販売(以下、SMILE V2 販売)』へバージョンアップするタイミングで、これまでと同じ運用でインボイス制度に対応するための「仕入先取引台帳」を作成しました。こちらは、仕入と売上、支払と入金の状況がひと目でわかる台帳です。
SMILE V2 CABを活用されているようですね

『SMILE V 2nd Edition Custom AP Builder(SMILE V2 CAB)』を使用して、米殻用に「得意先別年産別一覧表」を作成しています。新米の出荷時期を取引先の希望に応じて行えるようにしました。
飼料用では、「配送運行表」を作成しています。入力の手間は変わらず、配送車両の複雑なルート作成も、手作業ゆえの転記ミスもなくなりました。ドライバーによる配送日報の記入も不要となったため、業務時間を短縮できました。
今後の展望をお聞かせください

『SMILE V2 販売』で業務を効率化したので、完全週休2日制に変えても以前の体制のままで業務が行えています。
今後は、自動認識技術などを使ってさらに在庫管理の省力化ができないか考えています。例えば、在庫をフォークリフトでトラックに積み込んだ時点で自動的に出庫処理ができる、そんな仕組みを実現していきたいです。
会社名、製品名などは、各社または各団体の商標もしくは登録商標です。
事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は取材当時のものであり、配付される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
この記載内容は2024年6月現在のものです。